2nd.STAGE #21『中継地点』 ACT2

ある靴磨きを生業とする幼き少年への断罪の刻は迫っていた
時計の針は誰にも戻すことはできない……


国王自身、この処刑を望んではいないのかもしれない
だが、罪状は国家叛逆罪
ここで特例を認めてしまえば、王の威信と権威が失墜する
王制とは、国とは、そういうものだ……


この処刑は反国王派によって利用されようとしているのかもしれない
(あるいは最初から仕組まれたのか……)
罪無き少年を殺める無慈悲な王を断罪せよ
民衆が蜂起するように扇動するための企み……


政治とは無関係に少年を助けたいという単なる善意の力が動き出しているのかもしれない


「誇り」を求める若き法務官がいた
若き法務官は少年を助けたいと思っていた
王の使者は囁く 少年を助ける道を
それが、王の本心だったのか……
反国王派の策略か……
善意の助言か……
現時点では知る由は無い


若き法務官がレースに出場するには方便が必要だった
それ故、国は法外な〝再審の費用〟を提示したかもしれない
若き法務官自らが再審に必要な賞金を手に入れると語ったかもしれない
若き法務官が少年を助ける為にレースに参加すると知った新聞記者が優勝と少年の救出の関連に〝恩赦〟に思い至らなかった為の推測記事だったのかもしれない
新聞記者のある種の皮肉をこめた表現だったのかもしれない
どちらにしろ、若き法務官自身は〝優勝〟は何度か宣言するが〝賞金〟を口にした事は無い。無いんじゃないかな。多分、無いと思う……。ま、ちょと覚悟はしておけ


……と、こんなトコロでドウでしょうか? >CON$さん
http://jojo.g.hatena.ne.jp/cry_condor/20040823


まぁ、西部劇で冒険活劇なんていう典型的なクリフハンガーに、ネタならともかくホンキで整合性を求めるのはなァ……とか思ってみたり。シーズンの最後でイケメンをフッ飛ばして興味を繋ぐぐらいの正調っぷりなんだし……