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お昼を食べにＳクンとランチの美味しい喫茶店、通称「ママの店」へ。で、ママが開口一番「あら、随分久しぶりねェ」とＳクンに言う。……あの、自分も久しぶりなんですが……。考えてみれば、お冷が出されるのも、注文を聞かれるのも、料理が出てくるのも、いつもＳクンが先だ。何だ、この差は？　まぁ、Ｓクンはこの界隈に住んでいるので休日にもチョクチョク来店してるらしいのだが、この店を最初に見つけてＳクンに紹介したのは自分なのに……。そういえばＳクンは近所のコンビニでも、しばらく姿を見なかったうどん屋のオバチャンに「脳溢血で入院してたのォ」とか話しかけられていた。意外にマダムキラー？　このメガネの青年の何がマダム達をメロメロにさせるのか？　その中途半端ァ〜な長さの小汚い茶髪か？　そういや、マダムに人気の冬のソナタの主人公もメガネでモッサリした茶髪だ……。なるほど、時代に抱かれた男というわけか……。何かランチを味わう前に敗北感を味わい「な゛〜゛〜゛」とやさぐれた鳴き声をあげる。……いや、お化粧の下手な國村隼さんみたいな顔のオバサンなんで羨ましくはないんだけどね
午後の仕事。負けたままじゃあいられないと、Ｓクンの作成した資料に「Ｌ　Ｒ」と書いてある部分があったので、コッソリ書き足して「Ｌ⇔Ｒ」にしてやり、リベンジを果たす。うっわ、何コレ？　今時、Ｌ⇔Ｒだって。微ッ妙〜ォな古さが恥ずかスィ〜♪
……あまりの空しさに、アンニュイが悪化しました