アナフラキシーショック

どうも榎本三恵子です

朝から雨。コーポを出て、傘をさそうと手元を見ると、黒い傘の生地の中から何やら鮮やかな黄色い物体が這い出してきた。……は、蜂ッ! デカッ! 刹那、思わず傘を投げ捨てると同時に「にゃーッ!」って素で叫んじゃってました。いやぁ〜、自分が猫属性だったとは気づかなかったニャン☆(両手を手首に抉りこむ様に丸めたグーで) しかし、ホント肝を冷やしましたわい。まぁ、こんな醜態を誰にも見られなかったのが幸い……雨そぼぶる中、見知らぬオバサンが泣いてる様に笑ってました……。な、何てことだ……。激しい〝喜び〟はいらない……。そのかわり深い〝絶望〟もない……。〝植物の心〟のような人生を…、そんな〝平穏な生活〟こそ、私の目標だったのに……

麦刈公一:「全て彼の計算だった! 魔少年! や……はり この少年は魔少年だ! 彼の囁いた言葉がピカわの殺意への引金となったのだ! その言葉とは!……」
『ピカわくん、僕は見たよ。オバサンが君の傘に何か虫みたいなものを入れるのを』
……と言っただけさ
……と言っただけさ
……と言っただけさ
―サマーキャンプ事件 完―